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徒然日記

2014年2月24日 (月)

「さようなら」~ それは 日本の美しい 言葉と作法

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「さようなら」~ それは 日本の美しい 言葉と作法

"日本の美しい 言葉と作法"(野口芳宏著 登龍館発行)とは、私がいつも教室で子供たちと音読している本の中の一冊です。「第一章 言葉 美しい言葉は 美しい心を育てます。 優しい心で 正しい言葉を贈りましょう。」で始まるこの本を子供たちと音読すると私もそして子供たちも、何とも言えない清々しい気持ちになれます。子供たちに一言添えて伝えてあげたいと、改めてその内容についてわたくしなりに調べてみることも少なくありません。

 「有り難う」や「戴きます」、「ご馳走様でした」など、普段何気なく使っている挨拶にも、日本人ならではの考え方や深い思いが込められています。

「さようなら」もまたその一つです。世界的に広く使われているのは、Good by(God be with you)=「神のご加護を」やSee you again「また会いましよう」です。現代では、わたくしたちも日常の「さようなら」は「さよなら、またね」という意味で使うことが多いですね。「さようなら」の語源を辿ると少し違った思いが込められていることを知りました。

 さようならの"さよう"は"左様"と書きます。つまりそれまでの事柄を受けて「左様ならなくてはならぬ故、お別れします。」というのが「さようなら」本来の意味なのです。この短い言葉の中には、「そうでなければならないならば、分りました。お別れいたしましょう。」という悟りや潔い諦めの気持ちが込められてます。

そこには、明らかにGood byともSee you againとも違う、思いが感じられますね。日本人の持つ、無常観や死生観とも通ずるものがあります。 私の大好きな言葉に「縁尋機妙」「人は逢うべき人には必ず出逢う。 それも一瞬早過ぎず、一瞬遅すぎず。」があります。尊敬すべき素晴らしい人々、愛すべき人に出逢った時にも、それからそのような方々とお別れしなければならなくなった時にも、この言葉をかみしめ、自分に言い聞かせるように思い出す言葉です。 

 アン・モロー・リンドバーグ(米・女流紀行作家)は「さようなら」の本来の意味を知り、「あなたの国には"さようなら"がある。わたしは、これほど美しい別れの言葉を他に知らない。」と語っています。 私は、さようならの本来の意味を知り、これまでの人生で経験したいくつかの忘れられない"別れ"を思い出すと同時に、今までよりずっと「さようなら」という、この短い言葉が好きになりました。     

2013年3月 1日 (金)

菱餅

【今月の月雅称 三月 弥生】
 3月の月雅称は”弥生” 。暖かな陽気にすべての草木がいよいよ茂るという意味の弥生(いやよい)がつまって弥生(やよい)になったという説が有力です。
【雛祭り】
三月 ひしもち あられの中に 
ちょびっと ちょびっと 春が来た
その春 つまんで にらまれた
... サトウハチロー「ちょびっとちょびっと春が来た」より

菱餅は上から順に桃、白、緑と重なっています。
これは春が近づくにつれ、雪の下には緑が芽吹き、やがて雪解けした大地には桃色の花が咲くことを表現しているそうです。
今年はそんなお話をしながらお雛様を祝ってはいかがでしょう。
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2013年1月15日 (火)

【雪という字】
1月14日(祝)。朝から降っていた雨がとうとう雪になりました。

この雪という字の下の部分"ヨ"は手のひらの形を表しています。
雪がちらちら降ってくると、つい手のひらで受け止めたくなりますね。そんな様子からできた字です。
こうして、折に触れて漢字の成り立ちを子供たちに話してあげると、みんな身を乗り出して聴いてくれます。そして深く心に刻んでくれます。
... 石井方式の授業では石井勲先生が残してくださった漢字の成り立ち指導を取り入れています。
明日の授業では、雪と言う字について子供たちに話してあげようと思っています。

面白し 雪にやならん 冬の雨 
                               松尾芭蕉
                    
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2013年1月 8日 (火)

干支

干支~えと~

 干支は、十干(じっかん)と十二支を組み合わせたものです。
十干はもともと日を十日のまとまりで数えるための符号でした。十日ごとに「一旬(いちじゅん)」と呼び、上旬・中旬・下旬という言い方は今でもよく使われています。

また干支は年、月、日、などの暦だけではなく時間、方位などを示すためにも使われます。みなさんも丑寅(うしとら)の方角とか辰巳(たつみ)とかいう言葉を耳にされたことがあるでしょう。最近では全国的にも盛んに節分に"恵方巻き"を食べるようになりましたが、今年の恵方=は巳午(丙・ひのえうま)の方角だそうです。
「草木も眠る丑三つ時」とは午前二時から二時半頃のことです。
干支は60年周期。その30年の節目に当たる平成25年、今年の干支は癸巳(みずのとみ)ということになります。

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2012年11月22日 (木)

紅葉狩り

小倉山 峰の紅葉葉 心あらば
      今一度の 御幸待たなむ
                                      貞信公                                    
 【訳】 
あまりに美しい小倉山の紅葉よ。もし人の心が分かるなら、
もう一度天皇がおいでになるまで、その美しさを失わないでおくれ 
...

語源由来辞典によれば、紅葉(もみじ)は元々は「もみち」と呼ばれていたそうです。
木々たちは、冬が近づくと葉を落とす準備のために葉と枝の間に断層を作るそうです。その為光合成でできた当分は枝に回らずやがて赤色の色素(アントシアン)に変わっていきます。一方銀杏などの黄色は葉の緑色の色素(クロロフィル)が壊れてきて、黄色の色素(カロチノイド)が表面にでできたものだそうです。
昔の人はこの様子を「紅葉つ・黄葉つ」と書いて「もみつ」と言い、名詞を「もみち」と言いました。やがて「もみぢ」「もみじ」と変化したのですね。
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2012年11月 7日 (水)

立冬

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おはようございます。

冬の気立ち初めていよいよ冷ゆれば也 今日11月7日は二十四節気、立冬です。
立冬から小雪の頃までに降る雨を"さざんか梅雨"と呼ぶそうです。
その頃咲く山茶花の花の名をこんな風に使うだけで、寒くていやな雨までも趣深いものになりますね。先人たちの智慧に感謝します。
これから益々寒くなります。みなさん風邪などひかれませんように。。。

2012年11月 1日 (木)

月雅称~つきがしょう~

日から11月。月雅称では霜月ですね。由来には諸説ありますが、"霜降り月"が有力と言っていいでしょう。そういえば今朝は車のフロトガラスが随分濡れていました。もうすぐ毎朝霜取りをすることになるのですね。
2日前に近畿地方に"木枯らし一号"が吹いたというにニュースがありました。木の葉をすべて吹き飛ばし、枯らしてしまうほどの風のことを"凩"と書く。なんてお洒落で粋なんでしょう。だから私は漢字が大好きです。漢字を知ることは、その言葉の意味までも知ることにつながるのですね。
今日の夜から茨城県日立に移動し、明日は福島県勿来で仕事です。私も今日からスーツの上にコートを着てきました。みなさんも風邪などひかれませんように。

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2012年7月 2日 (月)

星に願いを…

七夕   ~七月七日~

織姫 彦星 天の川
今日は七夕 星祭り
出会いを祝う短冊を
祈りを込めて飾ります
お空の上のお二人の
幸せ祈る笹飾り
                   
  

                    登龍館発行
                    日本の美しい言葉と作法より抜粋

七夕の行事は奈良時代に宮廷や貴族の間で取り入れられるようになったと言われています。

短冊に願い事を書いて笹に飾る習慣は江戸時代、裁縫や書道の上達を祈って行われる様になったそうです。
また、日本では七月は、月雅称と言って『文月(ふみづき)』ともいいます。文月という呼び名は、短冊に歌や字を書いて、書道の上達を祈った七夕の行事が由来ともいわれています。

私も、今日星に願いを込めて短冊を書きました。
みなさんはどんな願い事をされた のでしょうか。

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2012年5月21日 (月)

薔薇が咲いた

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薔薇二曲
北原白秋
一、

薔薇の木二
薔薇の花サク。

ナニゴトノ不思議ナケレド。

二、

薔薇の花。
ナニゴトノ不思議ナケレド
照リ極マレバ木ヨリコボルル
光リコボルル。

今朝降り立った茨城県石岡駅の線路の傍らに赤い薔薇が咲いていました。
気持ちがパァッと明るくなりました。

薔薇の木に薔薇の花が咲き、枯れていく…
当たり前のことが実はとても素晴らしいことなんですね

2012年5月13日 (日)

母という字

 今日は母の日でしたね。息子が「コレほんの気持ち・・・」と言ってチョコレートをくれました。
そして私も、故郷の母のことを想いました。
みなさんはどんな一日を過ごされましたか。

「母」という字はお母さんがその両腕に赤ちゃんを抱き、お乳を飲ませて上げている様子からできた字です。ですから「母」という字の二つの点はお母さんのおっぱいを表わしています。

漢字は「目で見る言葉」。言葉の意味までも表現しています。だから子ども達に一つでも多くの漢字を与えてあげることは、そのまま「言葉」を与えてあげることに繋がるのですね。

                        こころ

                                           金子みすゞ
            お母様
            おとなで大きいけれど
            お母様の
            おこころは小さい

            だってお母様はいいました
            小さい私でいっぱいだって

            私は子供で小さいけれど
            小さい心の私は大きい

            だって大きいお母様で
            まだいっぱいにならないで
            いろんなことを思うから

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