紅葉狩り
今一度の 御幸待たなむ
貞信公
【訳】
あまりに美しい小倉山の紅葉よ。もし人の心が分かるなら、
もう一度天皇がおいでになるまで、その美しさを失わないでおくれ
...
語源由来辞典によれば、紅葉(もみじ)は元々は「もみち」と呼ばれていたそうです。
木々たちは、冬が近づくと葉を落とす準備のために葉と枝の間に断層を作るそうです。その為光合成でできた当分は枝に回らずやがて赤色の色素(アントシアン)に変わっていきます。一方銀杏などの黄色は葉の緑色の色素(クロロフィル)が壊れてきて、黄色の色素(カロチノイド)が表面にでできたものだそうです。
昔の人はこの様子を「紅葉つ・黄葉つ」と書いて「もみつ」と言い、名詞を「もみち」と言いました。やがて「もみぢ」「もみじ」と変化したのですね。
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